接木にチャレンジ！

先週末に接木をしました。

「台樹をノミで削って接ぎ口を作り、そこに接穂を・・・・・」

とりあえず、雑誌を見ながらやってみました。

接木の場合、接穂の後管理が重要だそうです。

接穂にはビニール袋を被せて水分補給っていうか湿度を保つために注射器なんかで水分を注入～っていう手法を採るのが従来のやり方なんですが、一方で接木テープを使った（管理）方法もあり、そっちで管理する方が楽だと聞きました。

で、

僕はというと、後管理が楽とされる接木テープを使ってやってみました。

割と・・・・、いやいやメチャメチャ簡単に出来ました。

ていうか、こんなに簡単に出来て良いのかな？

う～ん・・・・

失敗してそうな予感

でも、失敗した場合の原因はテープっていうより台樹の切り込み不測とか技術的な面だと思います。


さてさて、

昨日、盆栽園でテープを使って接木した話をしました。


僕が話した接木テープの特徴としては・・・


・自然劣化するので接木した後の芽開作業が一切必要ない
・挿し穂の全体を包んでしまうため袋を被せなくても乾燥しない
・伸縮性よく、また粘着性も良いので巻き付けが簡単！



か～な～り使えそうな特長でしょ？

でもね・・・

この利点を聞いたある人が、


「本当に（テープに）そんな効果があるのか？開発コストを考えると、そんな便利な商品が出来るとは考えにくい・・・」といった趣旨の発言を。


確かに・・・


そう言われると、テープの効果が本当なら、「今までの方法は何なんだ？」って感じですよね？


一応、僕としては「盆栽だけじゃなく農業とかにも幅広く使われるのでコストは見合うのでは？」と返答したのです。


そうは言うものの、イマイチ確信が持てないのでテープの有用性を信じるためにも、もう一度、調べてみました。

本来は医療用に開発されたものらしいです。


医療向けに開発されたのなら、多分、かなりの開発資金が投じられているはずです。


効果も期待できそう！


「通気性は良いが水分は通さない」らしいのです。


そんな一見、相反する効果を開発きでるのは医療用ならではってことでしょうか？


今年の接木はテープ以外の要因によって失敗してる可能性が高いですが、これから何度かチャレンジしてみたいと思います。

失敗した場合の原因は、テープではなく僕自身の技術面によるのです。

それを知っておくだけでも今後の展望が開けそうでしょ？



ちなみに・・・・

今回の接木の失敗が確定したわけではありませんよ。

ただ、あんな簡単かつ適当な作業で成功してしまうのもどうか？というか、成功してしまうのがオカシイと思われるのです。