日々のど~でもいいことを中心に盆栽やメダカのこと、あとグルメネタなんかを不定期更新で書くブログです。
おはようございます。
今日は良い天気です。気温も結構、高くなりそうですし盆栽日和ですね。
さて、
作業時期にまだ少し早いかもしれませんが、今回は「葉刈り」について少し纏めてみようかと思います。
僕自身はこのブログ上で雑木の手入れ方法として「葉刈り」「葉選り」「葉透かし」「葉切り」という表現を使って分けたりしてますが、今回は文字通り「葉刈り」作業についてです。
あっ、ちなみに・・・
例によって説明の中に不備や問題点がある場合は、某親父さんがしっかりフォローしてくれると思うのですが(笑)、今夜はその某親父さん達との飲み会があります。
帰宅してからフォローしてもらいましょう~!
さてさて、

↑カエデです。
今日は良い天気です。気温も結構、高くなりそうですし盆栽日和ですね。
さて、
作業時期にまだ少し早いかもしれませんが、今回は「葉刈り」について少し纏めてみようかと思います。
僕自身はこのブログ上で雑木の手入れ方法として「葉刈り」「葉選り」「葉透かし」「葉切り」という表現を使って分けたりしてますが、今回は文字通り「葉刈り」作業についてです。
あっ、ちなみに・・・
例によって説明の中に不備や問題点がある場合は、某親父さんがしっかりフォローしてくれると思うのですが(笑)、今夜はその某親父さん達との飲み会があります。
帰宅してからフォローしてもらいましょう~!
さてさて、
↑カエデです。
+ + + + + + + + + +
雑木には葉の付き方として「対性」と「互性」のものがあります。
「対性」のものはカエデやモミジ、「互性」のものにはケヤキがあります。
今回は説明しやすい「対性」のカエデで説明します。

↑全葉刈り

↑片葉刈り
「全葉刈り」は文字通り、基本的に(※)全ての葉を刈る作業です。一方、「片葉刈り」は対性の雑木であれば、いづれか一方の葉だけを刈る作業です。
(※)特に懐部分に見られる小さい葉については刈らない
まず、この2つの方法の違いですが、
1.肥培の可否
2.効果と弊害
の2点に絞って考えてみます。
まず、1.肥培の可否ですが、
「全葉刈り」の場合は、葉がほぼ完全に無くなるので2番芽が展開するまでの間、吸水能力が低下します。
したがって、「全葉刈り」作業をした場合は、この間の肥培は控えた方が良いとされています。
他方、「片葉刈り」の場合は、葉量が少なくなったとはいえ、未だ葉が存在します。よって、この場合は、施肥をしてもOKということになります。
次に、2.効果と弊害について、

上図のように、「全葉刈り」の場合は、節の部分から左右に新芽が展開していくことになります。
全葉刈りの場合、順調にいけば枝数を増やすのが早いというメリットがありますが、一方で、
・樹に負担がかかる
・節の部分がゴツくなりやすい
というデメリットが言われます。
「節の部分がゴツくなりやすい」というのは、2つの芽を同時に動かそうとするため、その部分に樹勢が集中するからです。
一方、

「片葉刈り」の場合は、葉を刈った側の芽だけが動きます。
片葉狩りの場合は、片方の葉が残ってますので樹への負担も少ないですし、全葉刈りのようにゴツくなったりする可能性は低いです。
上記のように書くと、「片葉刈り」にメリットが多いように感じてもらえると思います。
実際、僕の周りで全葉刈りをしている人は・・・・極々少数だと思います。
「片葉刈り」は「全葉刈り」に比べ、枝作りが遅いように思われるかもしれませんが、「繊細な枝を作る」という観点からは片葉刈りの方が良いように思います。
あと、
いづれの方法を行うにしても樹そのものが元気であることが前提になってくると思います。
水切れ等などで調子を落としている樹は無理をせず作業を控えるのが必須になってくると思います。
ちなみに・・・・
もう1歩進んだ作業を行うのであれば、春から葉選りを行うことが必要になってくるのですが、これはまた機会があれば書こうと思います。
「対性」のものはカエデやモミジ、「互性」のものにはケヤキがあります。
今回は説明しやすい「対性」のカエデで説明します。
↑全葉刈り
↑片葉刈り
「全葉刈り」は文字通り、基本的に(※)全ての葉を刈る作業です。一方、「片葉刈り」は対性の雑木であれば、いづれか一方の葉だけを刈る作業です。
(※)特に懐部分に見られる小さい葉については刈らない
まず、この2つの方法の違いですが、
1.肥培の可否
2.効果と弊害
の2点に絞って考えてみます。
まず、1.肥培の可否ですが、
「全葉刈り」の場合は、葉がほぼ完全に無くなるので2番芽が展開するまでの間、吸水能力が低下します。
したがって、「全葉刈り」作業をした場合は、この間の肥培は控えた方が良いとされています。
他方、「片葉刈り」の場合は、葉量が少なくなったとはいえ、未だ葉が存在します。よって、この場合は、施肥をしてもOKということになります。
次に、2.効果と弊害について、
上図のように、「全葉刈り」の場合は、節の部分から左右に新芽が展開していくことになります。
全葉刈りの場合、順調にいけば枝数を増やすのが早いというメリットがありますが、一方で、
・樹に負担がかかる
・節の部分がゴツくなりやすい
というデメリットが言われます。
「節の部分がゴツくなりやすい」というのは、2つの芽を同時に動かそうとするため、その部分に樹勢が集中するからです。
一方、
「片葉刈り」の場合は、葉を刈った側の芽だけが動きます。
片葉狩りの場合は、片方の葉が残ってますので樹への負担も少ないですし、全葉刈りのようにゴツくなったりする可能性は低いです。
上記のように書くと、「片葉刈り」にメリットが多いように感じてもらえると思います。
実際、僕の周りで全葉刈りをしている人は・・・・極々少数だと思います。
「片葉刈り」は「全葉刈り」に比べ、枝作りが遅いように思われるかもしれませんが、「繊細な枝を作る」という観点からは片葉刈りの方が良いように思います。
あと、
いづれの方法を行うにしても樹そのものが元気であることが前提になってくると思います。
水切れ等などで調子を落としている樹は無理をせず作業を控えるのが必須になってくると思います。
ちなみに・・・・
もう1歩進んだ作業を行うのであれば、春から葉選りを行うことが必要になってくるのですが、これはまた機会があれば書こうと思います。
PR
この記事にコメントする
無題
葉刈りにしてもそうですが、
その作業をするのにその樹の状態と時期と気候とそれ以外の作業と・・・と
色々な要素を併せて作業していくのが難しいと感じます。
何にしても樹を元気にしておく事が基本ということですよね!
その作業をするのにその樹の状態と時期と気候とそれ以外の作業と・・・と
色々な要素を併せて作業していくのが難しいと感じます。
何にしても樹を元気にしておく事が基本ということですよね!
Re:無題
めがねくん、こんばんは。
>色々な要素を併せて作業していくのが難しいと感じます。
そうですね。
1つ1つ慣れていくしかないです。
>何にしても樹を元気にしておく事が基本ということですよね!
樹が元気であることは盆栽の基本だと思います。樹を常に作業できる状態にしておく日常管理が重要になってくると思います。めちゃ難しいけどね・・・・
>色々な要素を併せて作業していくのが難しいと感じます。
そうですね。
1つ1つ慣れていくしかないです。
>何にしても樹を元気にしておく事が基本ということですよね!
樹が元気であることは盆栽の基本だと思います。樹を常に作業できる状態にしておく日常管理が重要になってくると思います。めちゃ難しいけどね・・・・
カレンダー
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
mindfluid
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
昼寝、小品盆栽、メダカ、オオクワ
自己紹介:
昼寝が大好きな小品盆栽愛好家です。
当ブログは内容的に何でもアリな感じのブログですが、メインの趣味が小品盆栽ということもあって、必然的に盆栽系のエントリが多くなってきています。
盆栽に対する現在のスタンスは雅風展をメインに年に数回、各地の展示会に出展しつつ、持込による樹格UPを目指して日々の管理に励んでいるという感じです。あと、将来的に小品盆栽の素材作りの道へと進んでいきたいと考えています。
エントリの内容は日常管理を中心にした内容に、時々、好きな鉢の話や盆栽全般に対する雑感を綴っていく・・・という感じです。
なお、当ブログでは時々、パスワードが必要なエントリを書きます。主に黒松、キンズ、カエデ、クチナシについて、素材を作っていく過程をUPしていますが、実験的要素を多分に含んだ内容が多いこともあって認証制にしています。上記4樹種について実生や挿し木から本格的な小品盆栽を作っていくことに興味のある方は下記メールフォームより申請してください(氏名、メアドは必須です)。
なお、1週間経過しても当方からのレスがない場合は、申請を見落としている可能性が高いですので、申し訳ありませんが、再度、申請していただきますようお願いします。
当ブログは内容的に何でもアリな感じのブログですが、メインの趣味が小品盆栽ということもあって、必然的に盆栽系のエントリが多くなってきています。
盆栽に対する現在のスタンスは雅風展をメインに年に数回、各地の展示会に出展しつつ、持込による樹格UPを目指して日々の管理に励んでいるという感じです。あと、将来的に小品盆栽の素材作りの道へと進んでいきたいと考えています。
エントリの内容は日常管理を中心にした内容に、時々、好きな鉢の話や盆栽全般に対する雑感を綴っていく・・・という感じです。
なお、当ブログでは時々、パスワードが必要なエントリを書きます。主に黒松、キンズ、カエデ、クチナシについて、素材を作っていく過程をUPしていますが、実験的要素を多分に含んだ内容が多いこともあって認証制にしています。上記4樹種について実生や挿し木から本格的な小品盆栽を作っていくことに興味のある方は下記メールフォームより申請してください(氏名、メアドは必須です)。
なお、1週間経過しても当方からのレスがない場合は、申請を見落としている可能性が高いですので、申し訳ありませんが、再度、申請していただきますようお願いします。
カテゴリー
リンク
(注)当ブログはリンクフリーではありません。
アーカイブ
ブログ内検索
カウンター