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日々のど~でもいいことを中心に盆栽やメダカのこと、あとグルメネタなんかを不定期更新で書くブログです。
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(今日のエントリは、自分自身の理解のための備忘録としての意味合いが強いです。過去のエントリ内容と重複する部分もあるかと思いますが、そのへんはスルーしてください)



潅木(=低木)・・・通常、ヒトの身長以下の高さの樹木をいう。主幹と枝との区別がはっきりせず、根もとから多くの枝に分かれているものが多い。


通常、喬木性であるカエデ等の雑木を盆栽の模様樹として作っていくには、切り返し時点で発現する潅木性としての性質を利用して立替を行っていく。

具体的には、適当な部分まで切り詰めると、その切断部分付近から複数の芽が新たに伸びる。

この状態は潅木の性質である「根もとから多くの枝に分かれる」というのと同様と考えられ、その点で喬木であるカエデが潅木の性質を発揮していると言える。




↑昨年、挿し芽したカエデ(画像①)

まずは上に伸ばす。




この点、立て替えのための切り詰めを行わなくても性の良いカエデなら足元付近から角度の良い芽が伸びてくる。

こういう場合は、この部分まで切り詰めてこの新たに吹いている芽を立替芯として伸ばしていけば良いのでわかりやすい。

さて、

+ + + + + + + + + +


↑同じく昨年挿し芽したカエデ(画像②)


画像②の方が画像①のカエデより足元付近に吹いた芽の伸びが良い。


画像②のカエデは既に最初に上方向に伸ばした芽を切り詰めていっている段階にある。


切り詰めは段階的に行う。


一気に切り詰めると根からの水揚げのバランスが崩れ枯れこむ。


一般的に切り詰めていくタイミングとしては切り詰めた箇所から新たな芽が吹いてくることが1つの目安となるのではないか?


ただカエデの場合は樹勢が旺盛なこともあるので、そのあたりの切り詰めていく間隔は経験で測っていくことになる。




↑同じく昨年に挿し芽したカエデ(画像③)


潅木の性質を利用して吹いた芽を横に伸ばしていく場合は、少し不自然なくらいの横方向、つまり真横に近い感じで伸ばしていった方が良いらしい。


このあたりは中途半端な角度で伸ばしてしまうと樹が太ってきたときに幹模様が消えてしまうことによると思われる。


あと、カエデが、本来、喬木の性質を有することを考えてみると出来るだけ真横に近い角度で伸ばすことに理解を得られる。


その点を鑑みると、画像②と画像③のカエデを比較すると、画像②の方が角度としては横方向に伸びてる。


画像②と③の角度の違いが将来的にどのような模様の違いになってくるか?


来年以降、幹が急激に太ってくると思うので、そのへんの違いは来年以降、明らかになってくると思う。



とりあえず、今年の作業はここまで・・・かな?





(注)当エントリの内容が正しいかどうかはわかりません。一応、ある方の指導に沿っているので明らかに間違っている部分があれば指摘があると思いますので、そのへんは指摘があり次第、適宜、修正していきたいと思います。

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無題
inputだけでなくoutputすると情報が整理されますよね。


立替え芯もある程度太ってくれば次期芯候補を選定して行くことと思います。
その場合、立替え芯の立替え直後の節が長いと問題になったりしますでしょうか?
胴吹きの多い樹種ではあまり問題にならないかもしれませんし、
芯が伸びている状態ではそもそも立替え芯の節自体が伸びないかとも思います。
ただ、そういったことも意識して作業されているかどうか気になったもので・・・

めがね 2010/10/07(Thu) 編集
無題
今晩は。

潅木性への発生作業・・・解り易い・・・・解説ですね!!

>切り詰めは段階的に行う。
一気に切り詰めると根からの水揚げのバランスが崩れ枯れこむ。

此処が・・肝心な所かもしれないですね!!
芽あたり・・・などを確認して徐々に鋸などで少し切断して切り込みを、入れて様子を見ることも一つの手かもしれないですね!!

もし切断して・・・バランスを狂わす要素が有る場合には、切り口等に水苔をあてておけば、切り口からの蒸散が防げますので、少し・・・予防に成るかと思っております。

次回の・・・喬木性の発生作業も・・・期待しております。!!
河内の親父 2010/10/07(Thu) 編集
Re:無題
めがねくん、

>その場合、立替え芯の立替え直後の節が長いと問題になったりしますでしょうか?

わかりません・・・

ただ、一般的に考えると節は詰まっている方が良いと思います。


>ただ、そういったことも意識して作業されているかどうか気になったもので・・・

いや、全然、意識してないっす。

僕自身が意識しているのは性の良い樹の芽や枝を挿すことだけですかね・・・

今のところ、どういう風に立替えていくか?を考えるので精一杯で立替芯の節の詰まり具合までには考えは及んでませんでした。

mindfluid 2010/10/08(Fri) 編集
Re:無題
河内の親父さん、

>芽あたり・・・などを確認して徐々に鋸などで少し切断して切り込みを、入れて様子を見ることも一つの手かもしれないですね!!

なるほど。
その方がより慎重な作業になりますね。参考にします。

同じく、水苔も参考になります。

>次回の・・・喬木性の発生作業も・・・期待しております。!!

う~ん・・・・

それは大分、先ですかね(笑)
mindfluid 2010/10/08(Fri) 編集
無題
めがねさん・・・今晩は。

>芯が伸びている状態ではそもそも立替え芯の節自体が伸びないかとも思います。

其の問題は・・・確かに有るのですが、余り気にする事は無いと思っております。

何故ならば!!
芯を伸ばして・・・幹を太くする時には、当然立替芯は・・・足元に近い脇芽を利用する訳ですよね!!!

其の場合は・・・芯に力が行って!!
脇芽の所には萎縮芽が生じる訳です!!!

其の芽を・・・伸ばして立替芯とする訳ですので、立替後の芯には・・・芽辺りが有るという訳です。

もし・・・・次期立て替える時に芽が出てこない場合でも、呼継ぎで芯を作れば問題は御座いません。
河内の親父 2010/10/08(Fri) 編集
無題
mindfluidさん・・今晩は。

横スレを入れてしまいました(謝)

>それは大分、先ですかね(笑)

えっ!!!
期待しておりますので・・・!(笑)

河内の親父 2010/10/08(Fri) 編集
Re:無題
河内の親父さん、

>横スレを入れてしまいました(謝)

いえいえ、全く問題ない・・・っていうか、むしろ補足ありがとうございます。

今後も宜しくお願いします。

>期待しておりますので・・・!(笑)

頑張ります!
mindfluid 2010/10/08(Fri) 編集
無題
河内の親父さん、こんばんは。
>其の芽を・・・伸ばして立替芯とする訳ですので、立替後の芯には・・・芽辺りが有るという訳です。

納得です!!
芽当たりがあるということであれば
あとは芽の位置と伸びる方向を考えて選定して行くといった感じでしょうか。

mindさんの仰る、
>性の良い樹の芽や枝を挿す
が大前提ですね。

僕も『喬木性の発生作業』期待してます!!
めがね 2010/10/09(Sat) 編集
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mindfluid
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
昼寝、小品盆栽、メダカ、オオクワ
自己紹介:
昼寝が大好きな小品盆栽愛好家です。

当ブログは内容的に何でもアリな感じのブログですが、メインの趣味が小品盆栽ということもあって、必然的に盆栽系のエントリが多くなってきています。

盆栽に対する現在のスタンスは雅風展をメインに年に数回、各地の展示会に出展しつつ、持込による樹格UPを目指して日々の管理に励んでいるという感じです。あと、将来的に小品盆栽の素材作りの道へと進んでいきたいと考えています。

エントリの内容は日常管理を中心にした内容に、時々、好きな鉢の話や盆栽全般に対する雑感を綴っていく・・・という感じです。

なお、当ブログでは時々、パスワードが必要なエントリを書きます。主に黒松、キンズ、カエデ、クチナシについて、素材を作っていく過程をUPしていますが、実験的要素を多分に含んだ内容が多いこともあって認証制にしています。上記4樹種について実生や挿し木から本格的な小品盆栽を作っていくことに興味のある方は下記メールフォームより申請してください(氏名、メアドは必須です)。

なお、1週間経過しても当方からのレスがない場合は、申請を見落としている可能性が高いですので、申し訳ありませんが、再度、申請していただきますようお願いします。
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