20％

今年はキンズの実生については軸切り挿し芽してみました。

キンズの実生は過去２回ほどしているのですが、その時は軸切り挿し芽をしておらず、そのままの状態です。

黒松のように挿し芽（枝）からの発根が困難と言われる樹種でも軸切り挿し芽では普通に発根します。

「キンズも問題ないのでは？」と思っていたのですが・・・・

今回は５本の苗について軸切り挿し芽を実施しました。

挿して数日後には葉が落葉するものが大半です。

根が無い状態では葉からの水分吸収が頼りですから落葉してしまうと発根の可能性は著しく低くなることが予想されます。

事実、５本のうち発根したのは１本だけでした。



この１本も挿した後、葉が１枚になりましたが、なんとか持ちこたえてくれました。

結果的には成功率は20％と極めて低いものでした。


もっとも・・・

成功率が低いことをもってキンズの軸切り挿し芽が困難であると考えるのは早計でそれ以外の部分・・・、つまり僕の管理能力に起因する部分が失敗の大きな原因になっている可能性も高いです。

ただ、


今後は、今回の結果を踏まえてキンズの実生については、軸切り挿し芽をするより、ある程度の段階で取木を掛けた方がい良いのではないか？と思います。


ちなみに・・・

一応、書いておきますが、キンズに対する軸切り挿し芽の成功確率が高いのか？それとも低いのか？は全く知りません。

僕の成功率が低いというだけで、他の方は上手にやられているかもしれないので、そのへんは僕の結果を鵜呑みしないでください。


（追記）

コメント欄に書いてある通りですが・・・
河内の親父さんより活着率は高いという情報を得ました。

てなわけで、今回は僕がヘタクソだったということでご理解ください。