イメトレ

今朝は壱興さんに電話しました。

松柏用の鉢が足らないので「鉢作ってください」っていうのが用件なんだけど、ちょっと聞きたいこともあったので質問してみた。

その聞きたいことっていうのは・・・

簡単に書くと、主木の黒松と鉢合わせについて。

黒松を棚飾りの天場に飾るとき、多用されるのは尚古堂型の鉢だと思う。

スミイレ　ソトエン　クモアシ　チョウホウ

な～んか呪文みたい（笑）

実際に、尚古堂型はよく似合ってると思う。
（個人的には、尚古堂よりやや浅いアマンダの方が好きだけどね～）

ただ・・・

尚古堂っていうのは、大きいサイズで幅18センチくらいなんだけど、壱興さんの場合は、特注で22センチくらいの尚古堂型もある（いわゆる茅ヶ崎サイズ）。

これに僕は？？？って感じだった。

個人的には小品で20センチを超えるような鉢が必要な黒松って、それなりにっていうか、かなり太くて大きい。

そういう黒松には尚古堂型よりリュウハイ型の方が似合ってるのではないか？と常々思う。

実際には、壱興さんの特大サイズの尚古堂型を使ったことは無いので、この感想はあくまで「なんとなくそう思う・・・」っていう直感的なものなんだけどね。

で、

壱興さんの見解を聞いてみた。

壱興さん自身も「尚古堂型は大きすぎると雲脚の部分が目立ちすぎてしまう・・・」「20センチを超えるのならリュウハイ型の方が写りは良いと思う」とのこと。

そう！

雲脚がイマイチな感じに見えるんだよね。

今年の支部の展示会で使用した黒松の鉢は、リュウハイ型の切足の部分を雲脚に変更したような中途半端な鉢・・・

いやいや、中途半端っていうのは言いすぎかな？

ま、自分の中で合ってない思いが強い鉢合わせ＜展示の黒松

尚古堂型とリュウハイ型の鉢については、同じようなことを、以前、忠寛さんにも聞いたことがある（と思う）。

福田さんも似たような見解だったと思うし、事実、福田さんなんかは太い松柏を展示するときにはリュウハイを使用している。

どんな型の鉢を使うかは、人それぞれの感性によるんだろうけど、やっぱ万人が見て「合っている」という鉢合わせの方がいいと思う。

でも、鉢合わせはムツカシイ。

そういう意味では、普段からいろいろとイメージトレーニングしておくのも役に立つかもしれない。

そう言えば・・・

先日のオークション下見会でも時代の乗った黄均釉の丸鉢があった。

Ｍ２氏と二人で「何を植えるかなぁ～」って言い合ってた。

鉢合わせのイメージをするにしても一人でイメージするより複数でイメージした方が、より役に立つだろうね。

で、

その丸鉢に何を合わせたら良いのか？ってことなんだけど・・・

忘れてしまいました（笑）