雑木（カエデ）の枝先の処理を考えてみる・・・

こんばんは。

繰り返しになりますが、今週はカエデ中心の作業です。




今日は午後から少し時間があったので、↑のカエデの手入れをしました。


さて、手入れをしていると、いろいろと変な枝先が出てきます。




↑例えば、この部分ですが・・・




↑赤囲いの部分の芽は上方向を向いているので方向が悪いです。

更に、この部分を放置しておくと芽元の部分に樹勢が集中するので芽元がゴツくなります。

↑そんなわけで上方向に向いている芽を切除です。


更に、



画像では判断できませんが、↑の赤く囲った部分は輪郭からはみ出る部分なので切り詰めます




↑これで輪郭内に収まりました。


しかし、

ここで終わりかというとそうではなくて・・・・



↑次に芽先となっら部分には赤と青で示したように2つの芽があります。

これをそのまま放置しておくと、来春に2つの芽それぞれが動き出し、枝別れしていきます。


単純に枝数を増やす過程においては、枝別れしていくのは良いのです。


しかし、ここは芽先なので、より繊細に作ってやる必要があります。


そんなわけで、



芽の方向性とかを考えながら、片方の芽を切除してやります。


こうすることで、枝先に集中する力を抑えて、より繊細な枝先を作っていってやるわけです（多分・・・）。


対性であるカエデを互性に作っていくような感じでしょうか？


繊細な枝先を確保するため一芽で作るようにします。




過去エントリにも書いたと思いますが・・・・


今年の雅風展のときに四国のＨさんに「〇〇くん、雑木の枝先はもっと繊細に作らんといかん！」と指摘され、まだまだ未熟で手入れ不足なことを痛感したわけです。


Ｈさんが指摘してくれたのは良いんだけど・・・・


さて、じゃぁ、実際、どうするの？


・・・ってことで、小品一筋５０年の某親父に困ったら電話したりして指導を受けるわけですが・・・


ムツカシイですね～。


このあたりは経験を積むしかないですね。


とりあえず、あと２本ほどカエデがあります。


じっくり考えつつ、繊細な枝先を作る作業をしたいと思います。



（注）

但し、これから樹はどんどん活動を抑えていくので、万全を期すのなら強い追い込み剪定はもちろん、芽の処理なんかも来春になって活動しはじめたときに作業するのが安全と某親父は言ってますので、僕自身も作業的には控えめにすると思います。