日々のど~でもいいことを中心に盆栽やメダカのこと、あとグルメネタなんかを不定期更新で書くブログです。
こんばんは。
3月に種を蒔いて・・・・、時期的に軸切り挿し芽をしている方も多いかと思います。
多くの愛好家の方は既に軸切り挿し芽の方法をご存知かもしれませんが、中には「知らない・・・」という方もおられるかもしれません。
そんなわけで、今回は簡単に軸切りの手順を、
①用土を入れる&水に浸す

画像ではポットを使用していますが、軸切りした挿し芽を植える対象は、素焼き鉢、本鉢
その他適当な容器で構いません。
まずは、容器に用土を入れて水に浸します。
3月に種を蒔いて・・・・、時期的に軸切り挿し芽をしている方も多いかと思います。
多くの愛好家の方は既に軸切り挿し芽の方法をご存知かもしれませんが、中には「知らない・・・」という方もおられるかもしれません。
そんなわけで、今回は簡単に軸切りの手順を、
①用土を入れる&水に浸す
画像ではポットを使用していますが、軸切りした挿し芽を植える対象は、素焼き鉢、本鉢
その他適当な容器で構いません。
まずは、容器に用土を入れて水に浸します。
+ + + + + + + + + +
②用土に適当な大きさの穴を開ける

用土に穴を開けます。
鉛筆とか割り箸とか・・・・それくらいの大きさの棒で深さ2~3センチもあれば十分ですので穴を開けます。
③穴の部分にミジンを入れる

先ほど、棒で穴を開けた部分にミジンを入れます。
ミジンは普段、用土を篩いにかけたときなどに取り置きしておくと良いです。
④再び、ポットを水に浸す

再び水に浸すことでミジンにも水分を吸わせてやります。
⑤ミジン部分に穴を開ける

この穴を開ける道具として、僕は千枚通しを利用していますが、要は対象となる実生苗の軸がスッポリと入る程度の大きさの穴を開けることができれば道具は何でもOKです。
⑥ミジンの穴部分に実生苗を挿す

先ほど開けたミジンの穴部分に軸切りした実生苗を挿します。
⑦またまた水に浸す

この際、注意すべき点は、水に浸す際に、水中で少し容器をゆすってやって、ミジンの穴部分に挿した実生苗がしっかり固定されるようにミジンを固めてやる(集めてやる)ことです。
ここでしっかりと実生苗を固定しておかないと、発根率が下がってしまいます。
しっかり固定できたか否か?の判断基準としては、実生苗に息を吹きかけてやっても、実生苗が動かない、又は、普通に潅水しても実生苗が動かないような状態になればOKです。
これで軸切り挿し芽は終了です。
さて、上記以外で注意すべきポイントは、
・発根剤はつけすぎない
発根剤としてはオキシベロンやルートン等がありますが、ルートンの説明書にも記されているように発根剤のつけすぎは却って発根率の低下を招いてしまいます。
・軸切りはよく切れる刃物で行う
実生苗を軸切りする際、切れ味の悪い刃物で切ってしまうと切断面を潰してしまうおそれがあります。
そんなわけで、軸を切る際は、スパっと切れる刃物で行うのが良いです。

↑僕は貝印のカミソリを使用しています。ドラッグストアなんかで簡単に手に入ると思います。
・管理は半日陰で
軸を切った苗というのは、当たり前ですが根が無いです。つまり、根から水分を吸収することができません。
軸切りした苗は、発根するまでの間、葉から水分を吸収することになりますが、このとき、日のよく当たる環境下で管理すると水分の蒸散が早くなって、実生苗は枯れてしまうリスクが高くなります。
そういうわけで、発根が確認されるまでは半日陰で管理するのが無難です。
なお、
半日陰で管理すると用土は乾きにくくなりますが、前述したように用土は濡れていても、軸切りした実生苗はそもそも根で水分を吸収することができません。
そんなわけで、用土は濡れていても定期的に潅水(葉水)してやる必要があります。
時間があれば霧吹き等で水分を補ってやるのが良いでしょう。
あと、乾燥を防ぐ観点からは、風通しの良いところに置くのもお勧めできません。
・その他
軸切りする場合、多くの愛好家さんは複数本数の実生苗について挿すと思います。そんなわけで、事前に④の段階まで準備したもものを自分の挿したい本数分について準備しておくと作業がスムーズに捗ると思います。
以上、抜けているポイントもあるかもしれませんが、簡単に軸切り挿し芽の方法について書いてみました(その他気づいた点があれば適宜、追記していきます)。
用土に穴を開けます。
鉛筆とか割り箸とか・・・・それくらいの大きさの棒で深さ2~3センチもあれば十分ですので穴を開けます。
③穴の部分にミジンを入れる
先ほど、棒で穴を開けた部分にミジンを入れます。
ミジンは普段、用土を篩いにかけたときなどに取り置きしておくと良いです。
④再び、ポットを水に浸す
再び水に浸すことでミジンにも水分を吸わせてやります。
⑤ミジン部分に穴を開ける
この穴を開ける道具として、僕は千枚通しを利用していますが、要は対象となる実生苗の軸がスッポリと入る程度の大きさの穴を開けることができれば道具は何でもOKです。
⑥ミジンの穴部分に実生苗を挿す
先ほど開けたミジンの穴部分に軸切りした実生苗を挿します。
⑦またまた水に浸す
この際、注意すべき点は、水に浸す際に、水中で少し容器をゆすってやって、ミジンの穴部分に挿した実生苗がしっかり固定されるようにミジンを固めてやる(集めてやる)ことです。
ここでしっかりと実生苗を固定しておかないと、発根率が下がってしまいます。
しっかり固定できたか否か?の判断基準としては、実生苗に息を吹きかけてやっても、実生苗が動かない、又は、普通に潅水しても実生苗が動かないような状態になればOKです。
これで軸切り挿し芽は終了です。
さて、上記以外で注意すべきポイントは、
・発根剤はつけすぎない
発根剤としてはオキシベロンやルートン等がありますが、ルートンの説明書にも記されているように発根剤のつけすぎは却って発根率の低下を招いてしまいます。
・軸切りはよく切れる刃物で行う
実生苗を軸切りする際、切れ味の悪い刃物で切ってしまうと切断面を潰してしまうおそれがあります。
そんなわけで、軸を切る際は、スパっと切れる刃物で行うのが良いです。
↑僕は貝印のカミソリを使用しています。ドラッグストアなんかで簡単に手に入ると思います。
・管理は半日陰で
軸を切った苗というのは、当たり前ですが根が無いです。つまり、根から水分を吸収することができません。
軸切りした苗は、発根するまでの間、葉から水分を吸収することになりますが、このとき、日のよく当たる環境下で管理すると水分の蒸散が早くなって、実生苗は枯れてしまうリスクが高くなります。
そういうわけで、発根が確認されるまでは半日陰で管理するのが無難です。
なお、
半日陰で管理すると用土は乾きにくくなりますが、前述したように用土は濡れていても、軸切りした実生苗はそもそも根で水分を吸収することができません。
そんなわけで、用土は濡れていても定期的に潅水(葉水)してやる必要があります。
時間があれば霧吹き等で水分を補ってやるのが良いでしょう。
あと、乾燥を防ぐ観点からは、風通しの良いところに置くのもお勧めできません。
・その他
軸切りする場合、多くの愛好家さんは複数本数の実生苗について挿すと思います。そんなわけで、事前に④の段階まで準備したもものを自分の挿したい本数分について準備しておくと作業がスムーズに捗ると思います。
以上、抜けているポイントもあるかもしれませんが、簡単に軸切り挿し芽の方法について書いてみました(その他気づいた点があれば適宜、追記していきます)。
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無題
今晩は、
実に明瞭に的確に、説明されていますね、関心させられます、
やってることは同じなのですが、文字に表し説明するのは苦手ですね
このポットが例のスリットですか?
めがねさんも当然このやり方ですよね
エー今年から?
ポリさんに同じく今まで、どのようにしてたのかなー
本格黒松実生
私自身いろんな場面で、もっと厳しく徹底しなければいけないなーと、ここにお邪魔する度に(と言っても大体毎日ですが)痛切に感じてます
ポリさんや、ここに来ておられる皆さんと知り合えて
とても感謝しております
でなければ、今頃も、旧態以前の作り方で満足していたことでしょう、(もう以前の作は処分しました)
ありがとうございます
実に明瞭に的確に、説明されていますね、関心させられます、
やってることは同じなのですが、文字に表し説明するのは苦手ですね
このポットが例のスリットですか?
めがねさんも当然このやり方ですよね
エー今年から?
ポリさんに同じく今まで、どのようにしてたのかなー
本格黒松実生
私自身いろんな場面で、もっと厳しく徹底しなければいけないなーと、ここにお邪魔する度に(と言っても大体毎日ですが)痛切に感じてます
ポリさんや、ここに来ておられる皆さんと知り合えて
とても感謝しております
でなければ、今頃も、旧態以前の作り方で満足していたことでしょう、(もう以前の作は処分しました)
ありがとうございます
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プロフィール
HN:
mindfluid
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
昼寝、小品盆栽、メダカ、オオクワ
自己紹介:
昼寝が大好きな小品盆栽愛好家です。
当ブログは内容的に何でもアリな感じのブログですが、メインの趣味が小品盆栽ということもあって、必然的に盆栽系のエントリが多くなってきています。
盆栽に対する現在のスタンスは雅風展をメインに年に数回、各地の展示会に出展しつつ、持込による樹格UPを目指して日々の管理に励んでいるという感じです。あと、将来的に小品盆栽の素材作りの道へと進んでいきたいと考えています。
エントリの内容は日常管理を中心にした内容に、時々、好きな鉢の話や盆栽全般に対する雑感を綴っていく・・・という感じです。
なお、当ブログでは時々、パスワードが必要なエントリを書きます。主に黒松、キンズ、カエデ、クチナシについて、素材を作っていく過程をUPしていますが、実験的要素を多分に含んだ内容が多いこともあって認証制にしています。上記4樹種について実生や挿し木から本格的な小品盆栽を作っていくことに興味のある方は下記メールフォームより申請してください(氏名、メアドは必須です)。
なお、1週間経過しても当方からのレスがない場合は、申請を見落としている可能性が高いですので、申し訳ありませんが、再度、申請していただきますようお願いします。
当ブログは内容的に何でもアリな感じのブログですが、メインの趣味が小品盆栽ということもあって、必然的に盆栽系のエントリが多くなってきています。
盆栽に対する現在のスタンスは雅風展をメインに年に数回、各地の展示会に出展しつつ、持込による樹格UPを目指して日々の管理に励んでいるという感じです。あと、将来的に小品盆栽の素材作りの道へと進んでいきたいと考えています。
エントリの内容は日常管理を中心にした内容に、時々、好きな鉢の話や盆栽全般に対する雑感を綴っていく・・・という感じです。
なお、当ブログでは時々、パスワードが必要なエントリを書きます。主に黒松、キンズ、カエデ、クチナシについて、素材を作っていく過程をUPしていますが、実験的要素を多分に含んだ内容が多いこともあって認証制にしています。上記4樹種について実生や挿し木から本格的な小品盆栽を作っていくことに興味のある方は下記メールフォームより申請してください(氏名、メアドは必須です)。
なお、1週間経過しても当方からのレスがない場合は、申請を見落としている可能性が高いですので、申し訳ありませんが、再度、申請していただきますようお願いします。
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