サイズＵＰによる弊害

こんばんは。


本年度より実生黒松用の自家製肥料について、そのサイズを大きめに作っていることは以前のエントリでもお伝えしたと思います。


肥料のサイズＵＰは、主に、

・作る時間の削減

・肥効期間の増加

の２点の利点があると思います。


現実に、１回当りの肥料製作時間は大幅に減っており、その効果は大きいです（※）。


一方で、もう1つの利点と思われた「肥効期間の増加」は少し怪しい雲行きになってきました。


というのも・・・、

７月末あたりから玉肥が虫の幼虫に食害されているのです。


この虫が何という虫なのか？不明なのですが、この幼虫は、ハエの幼虫（蛆虫）よりサイズが大きいので、その食欲たるやかなりの脅威になってます。


以前も、この幼虫に食害されたことはあったのですが、その時は３週間に１回くらいのスパンで肥料交換していたので、少々、食害される程度で余り気にはしていなかったのです。


ただ、今回は・・・・


肥料そのものが完全になくなっているものもあり（お茶パックのみが残っている状態）、ちょっと脅威なのです。


これでは、せっかくサイズＵＰでスパンを長くしようと思っても、その前に肥料全部が食い尽くされてしまうので効果がゼロになってしまうのです。



さて、「では、どうするか？」なんですが、


害虫対策としては、兼ねてより殺虫剤を肥料作製時に混ぜることも考えていました。


ただ、これについては、


樹に悪い影響を及ぼすのではないか？


という不安も少なからずあったので、今まで混ぜることはしてませんでした。


ただ・・・


よ～く考えてみると、


盆栽って、普通に薬漬け状態なんですよね～。



なんせ、定期的に消毒しまくりますからね～。


そう考えると肥料の中に薬剤を混ぜても問題ないような気がします。実際、そのようにしている愛好家の方も多いですから。


仮に、薬剤を混ぜることで樹に悪影響を及ぼしそうなら、その時は薬剤混合をストップすればＯＫでしょう。


そんなわけで、次回の肥料作りより





↑コレも混ぜることにしました。




ただ、問題は「どれくらいの割合で混ぜればＯＫなのか？」ということです。


これについては、次回の肥料作りまでには、まだ少し時間があるので情報収集したいと思います。



（※）
ちなみに、展示に使ったりする盆栽は、従来のサイズの肥料を使用します。こちらは十分なストックがあるので、これから１０年くらいは、そのサイズを作らなくても問題ないです。